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社員のエンゲージメントが低いとどうなる?企業が抱えやすい課題を徹底解説

  • サイドインコンサルティング
  • 2025年12月4日
  • 読了時間: 20分

1. 社員のエンゲージメントに関する基礎知識



1.1 社員のエンゲージメントとは何か

社員エンゲージメントという言葉を聞く機会は増えていますが、実際のところ「満足度と何が違うの?」と感じる人は少なくありません。エンゲージメントとは、社員が仕事や組織に対してどれだけ前向きに関わろうとしているかを示す指標です。


ただ気分の問題ではなく、働く姿勢そのものに影響する重要な要素といえます。

忙しい朝でも「今日はこれを進めたい」と自然に気持ちが向く瞬間がありますよね。逆に気乗りしない日は、オフィスへ向かう途中から疲れを感じてしまうこともあります。こうした日常の感情の揺れは、エンゲージメントの状態と深くつながっています。


社員のエンゲージメントが高い状態には、共通する特徴があります。

たとえば次のようなポイントです。

 

  • 仕事に対して前向きに関わろうとする 

  • 企業理念や方針に納得し、意義を感じながら働いている

  • 周囲との協力や相談がスムーズにできる 

  • 自分の成長やキャリアに希望を持てる


このような状態が整っていると、業務のスピードが上がり、コミュニケーションの質もより良くなります。内心で「今日はここまで進めよう」と思えるのは、エンゲージメントが高まっている証拠といえます。


反対に低い状態では、やらされ感が強まり、行動量が減る傾向があります。小さなつまずきが気になりやすく、作業の精度が下がったり、周囲への相談が遅れたりしがちです。エンゲージメントは企業の土台を支える大事な指標です。


1.2 エンゲージメントが企業で重視される理由

エンゲージメントが注目されている背景には、働き方の変化があります。働く場所や時間の選択肢が増える一方で、社員一人ひとりがどれだけ組織とつながりを感じられるかが、以前よりも重要になってきました


たとえば、オンライン中心の働き方が増えると、ちょっとした相談がしづらくなった経験はありませんか。対面で話していたときよりも距離を感じ、同じチームなのに気兼ねしてしまうこともあります。こうした環境では、エンゲージメントが低下しやすく、仕事への意欲にも影響が出ます。


企業側も、エンゲージメントが低いことで起こるリスクを避けたいという意識を強く持っています。


主に次のような理由があります。

 

  • 離職率の上昇につながりやすい 

  • 生産性が落ち、業務品質が不安定になりやすい 

  • コミュニケーションが減り、チームワークに影響する 

  • 改善提案や挑戦が出にくくなり、組織が停滞する


仕事に前向きに取り組める人が増えるほど、業務の質も改善し、組織全体の雰囲気も向上します。朝のオンライン会議で「今日はこれを進めます」と自信を持って言える状態は、エンゲージメントが高いからこそ生まれるものです。


このように、エンゲージメントは働く人と企業の双方にとって大きな意味を持ちます。



2. 社員のエンゲージメントが低いとどうなるのかを具体的に解説



2.1 離職につながりやすく、人材が定着しづらくなる

社員エンゲージメントが下がると、まず最も表れやすいのが離職の増加です。気持ちが前向きにならない状態が続くと、日常の小さなストレスが積み重なり、転職を考えやすくなります。毎日の業務で「この作業をする意味がわからない」と感じる瞬間が増えると、モチベーションは自然に下がってしまいます。


離職が増えると、企業には大きな負担がかかります。新しい人を採用し、教育し、業務を引き継ぐ期間はどうしても時間がかかります。現場では、一人の退職によって周囲の業務量が増え、さらに負担が大きくなるという悪循環が起きやすくなります。


離職につながる背景には、次のような要因がよく見られます。

 

  • 働く目的や役割が曖昧で、仕事への納得感を持ちにくい 

  • 相談できる相手が少なく、不安を抱えたまま働いている 

  • 評価やフィードバックが不足し、成長を感じにくい


こうした要因が続くと、小さな不満が蓄積しやすくなり、離職への気持ちが一気に高まります。朝の通勤時間に「今日もまた同じことで悩むのかな…」という気持ちが浮かぶようになると、エンゲージメントは大きく低下しています。


一方で、エンゲージメントが高い状態では、「自分は役に立っている」「誰かに相談できる」という安心感があり、離職を考えにくくなります。エンゲージメントの高さは、人材が長く働き続けられる環境づくりの基盤になります。


2.2 生産性が下がり、仕事の質に影響が出やすくなる

社員エンゲージメントが低くなると、日々の仕事に向かう気持ちが弱まり、行動量が減ってしまいます。気分が乗らない状態が続くと、「今日できることを明日に回そう」という判断が増え、業務のスピードが落ちてしまうことがあります。


特に、集中力の低下は生産性に直接影響します。ちょっとした確認漏れが増えたり、以前なら短時間で終わっていた作業に時間がかかったりすることがあります。忙しい時間帯に同時進行で仕事をこなすのが難しくなり、結果として全体の流れが遅れやすくなります。


生産性が低下する背景には、次のような状況が起きやすくなります。

 

  • 仕事に対する目的意識が弱まる 

  • 細かいミスが増え、やり直しが必要になる 

  • 判断に迷いが生じ、作業が止まりやすい


また、エンゲージメントが低い状態が続くと、業務の質にも影響します。「最低限だけこなせばいい」という意識になりやすく、改善や工夫に目が向かなくなります。結果として、サービスの品質や顧客対応にも影響が出ることがあります。


反対にエンゲージメントが高いと、自発的に仕事を進める気持ちが強くなり、小さな工夫を積み重ねる余裕が生まれます。たとえば、業務で使う資料をわかりやすく整理したり、他のメンバーが働きやすいように引き継ぎメモを整えたりと、自然と支え合う動きが生まれます。


2.3 コミュニケーションが減り、職場の雰囲気が悪くなる

社員エンゲージメントが低い状態では、周囲とのコミュニケーションが少なくなりやすく、職場全体の雰囲気にも影響が出ます。気持ちが前に向かないと、ちょっとした相談や報告を後回しにしてしまい、周囲との距離が自然と広がってしまうからです。


コミュニケーションが減ると、次のような問題が起きやすくなります。

 

  •  情報共有が遅れて業務が滞りやすくなる 

  • チーム内で誤解が生まれ、連携がうまくいかなくなる 

  • 相談するタイミングを逃し、抱え込みが増える


たとえば、忙しい時間帯に周囲へ声をかけづらくなると、気軽に相談できなくなり、判断が遅れることがあります。オンラインのやり取りが中心になると、さらに「わざわざ連絡するほどでもないか」と考えてしまい、コミュニケーション量が減っていくことがあります。


こうした状況が続くと、職場の空気は重くなりやすくなります。挨拶が減ったり、会話が短くなったりと、日常の小さな変化が積み重なることで「話しにくい雰囲気」につながっていくからです。


反対に、エンゲージメントが高い状態では、自然な声かけが増え、些細な情報交換がスムーズになります。「これを共有しておこう」「ちょっと相談してみよう」という気持ちが湧き、チームの一体感も強まります。コミュニケーションの量と質は、エンゲージメントと深く関係しています。


2.4 新しい挑戦が生まれにくくなり、停滞感が強まる

社員エンゲージメントが低くなると、新しいことに挑戦しようとする気持ちが弱まり、組織全体に停滞した空気が生まれやすくなります。気持ちが前に向かない状態では、改善や工夫に意識が向きにくく、日々の業務をこなすだけで精一杯になりがちです。


挑戦が生まれにくくなると、次のような問題が起こりやすくなります。

 

  •  既存のやり方に固まり、新しい発想が出なくなる 

  • 改善のスピードが落ち、業務効率が上がりにくい 

  • 変化に対応する力が弱まり、競争力が下がる


たとえば、少し手間のかかる業務でも「とりあえずこのままでいいか」と思ってしまう瞬間がありますよね。この気持ちが続くと、職場の雰囲気にも徐々に影響が広がっていきます。


反対に、エンゲージメントが高いと「もっと良くできるかも」という前向きな気持ちが自然と生まれます。小さな工夫が増えることで、組織全体の動きも軽くなります。挑戦意欲の有無は、エンゲージメントの高さと密接に関わっています。


2.5 欠勤・遅刻が増え、リスク管理が難しくなる

社員エンゲージメントが低い状態では、日々のコンディションに影響が出やすくなり、欠勤や遅刻が増える傾向があります。気持ちが前向きにならないと、朝起きる時間が遅れたり、出勤までの準備に時間がかかったりと、生活リズムが崩れやすくなるためです。


欠勤や遅刻が増えると、業務面では次のような問題が発生しやすくなります。

 

  • 担当業務が滞り、周囲への負担が増える 

  • 急な欠勤でスケジュール調整が難しくなる 

  • 情報の引き継ぎが不十分になり、ミスが出やすくなる


特に、朝の時間帯はチーム内の連絡が多く、共有すべき情報も集まりやすい時間です。このタイミングで不在が続くと、チーム全体の動きにも影響が出てしまいます。


また、エンゲージメントが低い状態のまま無理をして働くと、心身の疲れが蓄積しやすく、さらに欠勤が増えるきっかけとなることがあります。

日常の欠勤・遅刻の増加は、エンゲージメント低下のサインとして見逃せないポイントです。



3. 社員のエンゲージメントが下がる原因と改善する方法



3.1 評価制度がわかりにくく、公平性が伝わりにくい

評価制度が曖昧だと、努力が正しく伝わっているか判断できず、気持ちが前に向きにくくなります。基準が不透明なままでは「何を頑張ればいいのか」が分からず、日々のやる気にも影響が出ます。


評価制度が原因で意欲が下がると、次のような状況が起きやすくなります。

 

  • 評価の基準が見えず、納得感を持てない 

  • 改善点がわからず、成長の方向性がつかみにくい 

  • 成果が正しく評価されないと感じ、意欲が下がる


たとえば、フィードバックが抽象的だと、何をどう直せばよいのかが分からず、同じ不安を抱えたまま仕事を続けることになります。この状態では前向きさや集中力が弱まりやすく、エンゲージメントが下がるきっかけにもなります。


逆に、基準が明確で説明が丁寧だと、安心して仕事に取り組めます。自分の強みや課題が具体的にわかることで、行動の方向性もはっきりします。

評価制度の透明性は、エンゲージメントを支える大事な土台になります。


3.2 企業のビジョンが浸透せず、方向性が共有できない

企業のビジョンが現場までしっかり伝わっていないと、日々の仕事が「何のためにやっているのか」わからなくなり、エンゲージメントが下がりやすくなります。方向性が共有されていない状態では、社員同士の判断にもズレが生まれやすく、業務のスピードにも影響します。


ビジョンが浸透していない職場では、次のような問題が起こりがちです。

 

  •  仕事の目的が見えず、作業中心になりやすい

  • チーム内で判断がバラつき、連携がうまくいかない 

  • 将来の展望がわからず、不安を抱えたまま働くことになる


たとえば、プロジェクトを進める時に「最終的にどんな姿を目指すのか」が曖昧だと、自分の役割が見えづらくなり、思い切った行動がしにくくなります。結果として、自発的な意見が出にくく、チームの動きも鈍くなりがちです。


反対に、ビジョンがしっかり共有されている職場では、日々の判断がぶれにくくなり、自分の仕事が組織のどこに貢献するのかを理解しやすくなります。

ビジョンの浸透は、社員が迷わず行動できる環境づくりに欠かせない要素です。


3.3 上司や同僚と話しにくい職場

上司や同僚と気軽に話せない職場では、相談や報告のハードルが上がり、エンゲージメントが下がりやすくなります。話しかけづらい雰囲気があると、小さな悩みを抱えたまま仕事を進めることになり、負担が徐々に大きくなります。


コミュニケーションが取りづらい環境では、次のような状態が起きやすくなります。

 

  • 困ったときに相談できず、問題をひとりで抱え込んでしまう 

  • 報連相が遅れ、業務の流れが滞りやすい 

  • 周囲との距離感が広がり、心理的な負担が増える


たとえば、業務で迷ったときに「今は忙しそうだから聞きづらい」と感じてしまう経験がありますよね。その結果、判断が遅れたり、ミスが増えたりと、仕事全体に影響が出てしまいます。


一方で、上司や同僚と気軽に話せる環境があると、自然に相談ができ、悩みをため込まずに業務を進められます。小さな不安をすぐに解消できるため、集中力も保ちやすくなります。

話しやすい職場づくりは、エンゲージメント維持の大切なポイントです。


3.4 成長できる仕組みが少なく、将来が見えにくい

成長の機会が限られていると、将来への期待が持ちにくくなり、エンゲージメントが下がりやすくなります。どれだけ頑張っても次のステップが見えない状態では、意欲を保つのが難しくなるからです。


成長機会が不足すると、次のような状況が起きやすくなります。

 

  • スキル向上の実感が持てず、やりがいが薄れる 

  • キャリアの方向性が見えず、先のことを考えにくい 

  • 「いまのままでいいのか」と不安が続く


たとえば、研修や学ぶ機会が少ないと、日々の業務だけで時間が過ぎてしまい、自分がどれだけ成長しているのか分かりづらくなります。これが続くと、気持ちも徐々に後ろ向きになりやすくなります。


反対に、学べる環境が整っていると、小さな達成感を積み重ねられ、前向きに仕事へ取り組めるようになります。

成長の機会は、働く意欲を支える重要な要素です。


3.5 働き方やルールが整備されておらず、負担が蓄積する

働き方やルールが曖昧なままだと、日々の業務にムリが生じやすく、エンゲージメントが下がりやすくなります。役割や手順がはっきりしない状態では、仕事の進め方に迷いが出て、余計な負担が増えてしまうためです。


ルールが整っていない環境では、次のような状況が起きやすくなります。

 

  • 仕事の範囲があいまいで、業務量が偏りやすい 

  • 判断基準が揃っておらず、確認の手間が増える

  • トラブル対応が属人化し、精神的な負担が大きくなる


たとえば、手順が決まっていない業務では「これはどう進めればいい?」と迷う時間が増え、気付けば予定よりも作業が押してしまうことがあります。こうした小さな混乱が積み重なると、働きづらさが強まり、気持ちが前に向きにくくなります。


一方で、働き方やルールが整っている職場では、迷う時間が減り、安心して業務に集中できます。

明確なルールづくりは、負担を減らしエンゲージメントを支える基盤になります。



4. 社員のエンゲージメントを高めることで得られる成果


4.1 社員が長く働きやすくなり、定着率が上がる

エンゲージメントが高まると、日々の働きやすさが向上し、自然と定着率が上がります。仕事への納得感や安心感が増えることで、離職を考える理由が少なくなるためです。


エンゲージメント向上によって期待できる変化は次の通りです。

 

  • 不安が減り、働き続けやすい環境になる

  • 相談しやすく、ひとりで抱え込む負担が減る

  • 役割への理解が深まり、迷いが少なくなる


職場に安心感があると、ちょっとしたつまずきでも周囲に相談できるため、ストレスの蓄積を防げます。

定着率の向上は、エンゲージメント改善の大きなメリットです。


4.2 生産性が高まり、サービスや業務品質も安定する

エンゲージメントが高い状態では、仕事に対する集中力が上がり、業務のスピードや精度も自然と向上します。気持ちが前向きになることで「もっと効率よく進めたい」という意識が芽生え、作業のムダにも気づきやすくなります。


エンゲージメント向上によって得られる効果には、次のようなものがあります。

 

  • ミスが減り、品質が安定しやすくなる

  • 作業のコツをつかみやすくなり、処理速度が上がる

  • 周囲との連携がスムーズになり、仕事の進みが早くなる


たとえば、資料作成やデータ整理なども、自然と工夫が入ることで仕上がりが整いやすくなります。余裕が生まれるため、確認の時間も確保しやすく、全体の質を落とさず進められます。

生産性と品質の安定は、エンゲージメントの高さと深く結びついています。


4.3 チームの連携がスムーズになり、働きやすさが増す

エンゲージメントが高い職場では、自然な声かけやサポートが生まれやすく、チーム全体の動きが軽くなります。お互いに気を配れるため、連携がスムーズになり、仕事のストレスも減りやすくなります。


チームワークが強まると、次のような良い循環が生まれます。


  • 報連相がタイムリーになり、業務の停滞が減る

  • 困りごとを共有しやすくなり、問題解決が早まる

  • 雰囲気が明るくなり、前向きに働ける人が増える


たとえば、忙しいタイミングでも「ここ手伝うよ」と自然に声がかかるのは、チーム内の信頼がある証拠です。この雰囲気は仕事のしやすさに直結し、日々のストレスを軽減してくれます。

良いチームワークは、エンゲージメントが高いからこそ生まれる大きな成果です。


4.4 自発的なアイデアや挑戦が生まれやすくなる

エンゲージメントが高いと、仕事に対して前向きに取り組む気持ちが強まり、自発的な行動が増えます。「もっと良くするにはどうすればいいか」という視点が自然に生まれ、改善や提案が出やすくなるのが特徴です。


前向きな挑戦が増えると、次のような良い変化が起きます。

 

  • 小さな工夫や改善が積み重なり、職場全体が活性化する

  • 新しい方法を試す動きが広がり、業務の幅が広がる

  • 前向きな雰囲気が周囲にも伝わり、挑戦しやすい空気になる


たとえば、日々の業務の中で「この手順を見直せば時間が短縮できる」と気づけるのは、気持ちに余裕があるからこそ。こうした行動が増えると、組織全体のスピードや柔軟性が高まっていきます。

自発的な挑戦が生まれる環境は、エンゲージメントが高い職場の大きな強みです。



5. 社員のエンゲージメントを高めるための具体的なアプローチ


5.1 公平で納得感のある評価制度を整える

評価制度が明確でわかりやすいと、日々の行動に迷いがなくなり、前向きに働きやすくなります。評価の基準がはっきりしているだけで、自分の頑張りがどこにつながるのか理解でき、意欲も高まりやすくなります。


評価制度を整える際に大切なポイントは次の通りです。

 

  • 何を評価するのかを明確に言語化する

  • 評価結果を丁寧にフィードバックする

  • 成長につながる改善ポイントを具体的に伝える


たとえば、ただ「良かった・悪かった」ではなく、行動や成果に紐づけて説明があると、次のステップが見えやすくなります。こうした小さな工夫が、働きやすさや安心感につながっていきます。

納得感のある評価制度は、エンゲージメント向上の基盤になります。


5.2 サーベイで状態を見える化し、改善につなげる

エンゲージメントを高めるには、まず現状を正しく把握することが欠かせません。社員がどんな不安や課題を抱えているのかを知ることで、次に何を改善すべきかが明確になります。そのために役立つのがサーベイ(アンケート)です。


サーベイを活用する際のポイントは次の通りです。


  • 質問項目をシンプルにし、本音を答えやすい形にする

  • 結果を放置せず、改善アクションまでつなげる

  • 回答内容を個人に結びつけず、安心して答えられる環境をつくる


たとえば、日々の忙しさの中では表に出にくい悩みも、サーベイを通じて初めて見つかることがあります。こうした声を丁寧に拾い、改善につなげることで、社員の安心感も高まります。

「状態を知ること」は、エンゲージメント向上の第一歩です。


5.3 研修やキャリア支援で成長をサポートする

社員が成長を実感できる環境があると、仕事への前向きな気持ちが自然と高まります。学ぶ機会やキャリアの方向性が見えるだけで、日々の業務に対する意欲も変わってくるからです。


成長を支えるための取り組みには、次のようなポイントがあります。

 

  • 業務に活かせる研修を定期的に実施する

  • キャリア面談で将来の方向性を共有する

  • 学んだことを実務で活かせる環境をつくる


たとえば、短時間でも参加できるオンライン研修があるだけで、スキルアップのハードルがぐっと低くなります。成長の機会があると、自信にもつながり、仕事への姿勢も前向きになります。

成長を支える環境づくりは、エンゲージメントを引き上げる大切な要素です。


5.4 1on1面談や対話の機会を増やす

日常的に対話の場があると、社員が抱える小さな悩みや不安に気づきやすくなり、エンゲージメントを高めることにつながります。話すことで気持ちが整理され、安心して業務に向かえるようになるためです。


対話を活性化するためのポイントはこちらです。

 

  • 定期的に1on1を行い、業務だけでなく心身の状態も確認する

  • 一方的に話すのではなく、社員の声をしっかり聞く姿勢を持つ

  • 話しやすい雰囲気をつくり、相談しやすい環境を整える


たとえば、週に一度の短い1on1でも、上司に気軽に話せるだけで気持ちが軽くなる瞬間があります。悩みを早めに共有できると、負担が大きくなる前にサポートにつなげやすくなります。

対話は信頼関係を深め、エンゲージメントを支える重要な手段です。


5.5 労務環境を整え、働きやすさを高める

働きやすい環境が整っていると、日々の負担が減り、仕事に向かう気持ちが安定します。業務量や勤務時間、職場の設備などが適切に整っているだけで、安心して働けるようになり、エンゲージメントも高まりやすくなります。


働きやすさをつくるポイントは次の通りです。

 

  • 業務量を適切に調整し、負担の偏りを防ぐ

  • 休暇を取りやすい環境を整え、心身のリフレッシュを促す

  • 働く設備やツールを整備し、業務のストレスを減らす


たとえば、使いやすいツールが揃っていると、日々の作業時間を短縮でき、気持ちにも余裕が生まれます。小さなストレスが減るだけで、仕事への前向きさが大きく変わります。

働きやすい環境づくりは、エンゲージメント向上に欠かせない土台です。



6. 社員のエンゲージメントと総合的な人事支援の重要性


6.1 低エンゲージメントが企業にもたらすリスク

社員エンゲージメントが低い状態を放置すると、職場のあらゆる場面で影響が出てきます。離職が増えやすくなり、生産性も下がり、チームの連携にも乱れが生じます。小さな負担や不満が積み重なることで、働く人の気持ちが前向きになりにくくなるためです。


エンゲージメント低下がもたらす主なリスクは次の通りです。


  • 離職率が上がり、人材の確保が難しくなる

  • 業務のスピードと質が下がりやすくなる

  • コミュニケーションが減り、職場の雰囲気が悪化する

  • 改善や挑戦が生まれにくく、組織が停滞しやすい


こうした状態が続くと、職場全体の活気が失われ、長期的な成長にも影響が出ます。

エンゲージメントは企業の安定と成長を支える重要な指標です。


6.2 根本から改善するには総合的な人事アプローチが必要

エンゲージメントの低下は、ひとつの施策だけでは解決しにくい問題です。評価制度、コミュニケーション、教育、労務管理など、複数の要素が絡み合って起きるため、部分的な改善では効果が続かないことが多くあります。


エンゲージメントを根本から高めるためには、次のような総合的な視点が欠かせません。


  • 評価制度やキャリア支援など、人事制度全体の見直し

  • 対話の仕組みづくりやフィードバック改善など、日常のコミュニケーション強化

  • 労務環境の整備による、働きやすさの向上

  • 研修やサーベイを通じた、社員の成長と状態把握の仕組み


これらが一つの流れとしてつながることで、社員が安心して働ける環境が整い、気持ちが前向きになりやすくなります。部分的な対応だけでは一時的に改善しても、また元に戻ってしまうことが多いため、全体を見渡した支援が欠かせません。


総合的な人事アプローチは、エンゲージメントを継続的に高めるための強力な手段です。


6.3 サイドインコンサルティングのサービスが役立つ理由

エンゲージメントを高めるには、組織の現状を正しく理解し、評価制度・採用・教育・労務管理など、さまざまな要素を一貫して整える必要があります。サイドインコンサルティングは、全体像を踏まえた総合的な人事支援を提供しているため、部分的な対処に終わらず、根本からの改善を進めやすくなります。


サイドインコンサルティングの強みは次の通りです。

 

  • 評価制度・制度設計・採用・研修など、人事領域を一貫して支援できる

  • 組織診断を通じて現状を把握し、改善ポイントを明確にできる

  • 企業ごとに異なる状況に合わせて、必要な施策を具体的に組み立てられる


たとえば、制度だけを整えても、運用ができていなかったり、コミュニケーションが不十分だったりすると、エンゲージメントは安定しません。サイドインコンサルティングは人事全体をひとつの流れとして捉え、採用から育成、制度運用まで結びつけながら改善を進められます。


総合人事アプローチを活かした支援は、エンゲージメント向上の実現に向けて心強い存在です。



エンゲージメント向上の取り組みならサイドインコンサルティングへ

社員の状態を正しく把握し、評価制度・育成・労務環境まで一貫して整えることで、働きやすい職場づくりを進められます。部分的な対処ではなく、組織全体を踏まえた改善ができるのが強みです。 エンゲージメント改善を進めたい方は、ホームページをご覧ください。


 
 
 

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